2015-02-18 浮雲 夕君たわむる風にふけ 刹那に悶える寂しさよ この卒塔婆を飛び越えて 君の知らない語りを閉ざす天津風からからと 恋の欠片はどこへやら ところ構わず描いてた あんな色した未来が欲しい怯え震えながら 翳せばいいだけだったのに 盤根錯節なつらで 日々を透かしてみりゃ ただ褪せていた